十三夜
日にちが変わると、十三夜。
雨戸をそーと繰って空を見ました。
少し霞んでいましたが、ほぼ丸い月が高いところに
ありました。
十三夜は「後の名月(のちのめいげつ)」と呼ばれています。
「中秋の名月」は中国から伝わったもので、
「後の名月」は日本固有のものだそうです。
いずれも秋の収穫祭でお供えをします。
でも、今日の十三夜は満月ではなく、
今年は11月4日に満月が見られるそうです。
写真のお月さまの下あたりで、
すじのように光っているのは、
蜘蛛の糸です。
十五夜のように華やかな響きはないけれど、
アンニュイな情緒が漂います。
樋口一葉の「十三夜」
鈴木雅之の「十三夜」
「十五夜」のお月見をしたら、
必ず、「十三夜」も。
「片見月」は、あまり縁起が良くないようです。
栗とか豆のお供え物を。