豪徳寺の猫たち
世田谷の猫の寺、「 豪徳寺 」に行きました。
この沿線は駅が5つ、6つしかない小さな線です。
年の暮れに「 ボロ市 」が開かれるのもこの沿線です。
代官屋敷があり、昔からの市です。
豪徳寺も同じ沿線で、駅からすぐの所にあります。
井伊家の菩提寺として知られ、幕末の大老井伊直弼の墓所もあります。
この寺はその昔、貧寺で困った和尚が可愛がっていた猫に「こんなに可愛がっているのだから何か果報を招き入れて欲しいものだ」と猫に言ったそうです。
猫は門前で鷹狩の帰りの井伊直孝一行に手を揚げて寺に入るように促したとか。
その後、間も無く雷雨が来、しのぐ事ができたそうです。
この縁で井伊家の保護を受け、そして井伊家の菩提寺になったようです。
福を祈る招福猫児(まねきねこ)の由来です。
本堂の横手には無数の大小の猫たち。
ちょうど、紅葉の時期と重なり不思議な雰囲気です。
猫のお顔をよく見ると髭、眉毛の形がそれぞれ違います。
家内安全、仕事運、心願成就などの願いが叶ったら、ここに奉納するのだそうです。
10cm程の小さなのを求めました。
右手で招いているだけで、小判など持っていなくて、上品な猫です。
いい事があったら、もう一つ大きなサイズ に変えるつもりです。
豪徳寺の入り口。
門をくぐる度に変わる風景。
松並み木です。
松並木の先に再び山門。
くぐると見事な紅葉の庭。
緑の世界から色鮮やかな緋の世界。
その先は本堂。
世田谷の地で広い豪徳寺の本堂の西側に六体のお地蔵様がおられるます。
桜田門外の変で暗殺された15代の井伊直弼のお墓もありました。
これら井伊家墓所が国の史跡になっているのを案内板で知りました。
境内には、いく種類もの桜の木もあります。
春には素晴らしい花を咲かせるのではと、楽しみです。