生姜糖 と 生姜シロップ
季節は思っているより早く過ぎているように感じます。
それに地球全体が温暖化に加速しているのも影響しているのでしょうか。
秋の味覚のサンマが解禁?になったそうで。びっくりです。
だいぶ前に新生姜がスーパーの棚に並んでいたのは記憶しているのですが、
その時は忙しくて毎年作っている新生姜を使っての保存食まで手が回りませんでした。
2、3日前にデパートでほんの少しだけ売られていたのを買ってきました。
今年最後の物かもしれません。生姜も産地は色々ありますが、高知産が比較的早く出回り、その後、和歌山産と続きます。
私の感覚では、高知産のものは中が滑らかで、包丁で薄くスライスした断面も綺麗です。和歌山産のは筋ばっているように感じます。
毎年作るのは、生姜糖と生姜シロップです。
とても簡単です。
1. 生姜をたわしで洗い、土を落とし、十分落としきれないところは
包丁でこそげ落とします。
皮付きのまま、薄くスライスします。
そして、生姜と同量の白砂糖を混ぜます。
2. しばらくそのままにしておきます。30〜60分位。
生姜からたくさんの水分が出てきます。
3. ボウルの生姜、水分、ボウルの底に残った砂糖を鍋に移します。
そして弱火でクツクツと煮ます。
生姜のスライスが透明になり、砂糖もすっかり溶けたら火を止めます。
4. 粗熱が取れたら、鍋の中の汁と生姜を分けます。
生姜からしっかり汁を取ります。そして、ざるにキッチンペーパーを敷き、
写真のようになるべく、バラバラに並べます。
汁は煮沸したビンに入れます。これが → 生姜シロップです。
5. 生姜のスライスしたものは、半乾きになるまで天日で干します。
そして、グラニュー糖を上から適量ふりかけ、転がしてグラニュー糖を
まぶします。再び、少しだけ天日干しをします。
この時はまだ柔らかいのですが、家の中に取り込んでしばらくすると
お煎餅のようにパリッとします。生姜糖のできあがり。
これは、お天気によって、乾燥する時間が変わってきます。
保存方法はビンや缶に入れると、カビたりしますので、
通気性の良いカゴや紙箱(フタをしないでペーパーやガーゼでカバーする)に
入れてください。
生姜のピリッとしたお茶請けに。
生姜シロップは冷たい水や炭酸で割って優しい口当たり飲み物に。
風邪気味の時には、お湯わりで体をホカホカにして風邪予防。
色々と工夫して楽しめます。
生姜を干している時、ベランダに鳥が運んで来た桑がヒョロッと1m位伸び、
実が赤から黒になっているのを見つけました。
実が成るものは良いですね。