Hellこんにちは。わたしTime

いえ時間が好き。他愛のない日常とアート作家生活。

ミナ ペルホネン展


清洲白河にある現代美術館へ行ってきました。

こちらの美術館にはなかなか伺えずにいましたが、

今回は出かけ先から少し足を延ばしました。

スマホがあれば、ルートを選べるし迷子になることはまず無いので

強い味方です。ところが、スマホを忘れて本当に困りました。

駅員さんに聞きながら何とたどり着きました。

 

「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展

 

皆川明さんが   ”100年続ける”  をコンセプトに活動している様子を

25年経った区切りで発表なさったようです。

 

業界関係の方、デザイン関係の学生さんなどがたくさん来られていました。

ミナ ペルホネンのお洋服を着た方(とても多いでした)お子さんも。

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会場入り口は、今まで制作したテキスタイルのクッションを会場の

天井近くまで展示されていました。何れも細かいプリント柄から

機械刺繍されたもの。色はもちろん、素材も手法もさまざまなクッションで

埋め尽くされている様は壮観でした。

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次の部屋はテキスタイルを使っての洋服展示。

過去の物と最近の物とをランダムに展示されてあります。

ここも天井から1着づつぶら下げてあります。

25年前の作品と今の作品と見分けがつきません。

洋服は移り変わりが激しいので、

1、2年前の、特に流行りの物は古い、新しいがわかるものですが、

生地のデザインも新鮮で可愛い、色合いも風化していません。

長く風化しないものを目指しておられるのが良くわかりました。

 

この洋服たちの前でミナペルホネンの洋服を着た5、6歳くらいの女の子が

ポーズをとっていました。

可愛かったです。

 

この展覧会は写真を撮っても良い部屋がいくつかあります。

スマホを忘れたことが悔やまれました。

でも、しっかり見ることで頭に入れたつもりですが・・・。

大急ぎで描いています。

カタログが1冊 4000円ちょっとで、6冊もあります。

お高いし、テキスタイルの専門では無いので買いませんでした。

 

次の部屋は、生地のデザインが決定するまでの過程も展示されていました。

ラフスケッチから始まって、水彩、コラージュ等で表現を重ねて、

形を単純化させたり、色合いを変えたりしていきます。

 

生地の制作過程は動画で。

 

愛用者のドキュメンタリーも放映されていました。

パリのレストランのマダムの仕事着として、

バレリーナ森下洋子さんのコートなど。

目立たず、それでいて爽やかで上質な感じがしました。

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       皆川明さん

 

最後の部屋は皆川明さんが「100年つづくブランド」という思いで

始められたお話を映像を通してされていました。

「つづく」に込められた思い。

「つづける」の大切さ。

「つづける」ことで、先の展開がある。

その部屋には、藁半紙でプリントされたものがありました。

 

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