豆腐飯
片付けをかねて、本棚の整理。
片付けというより、断捨離を意識しているのですが、どうしても立ち読みをしてしまいます。
「暮らしの手帖」という雑誌の中に挿絵や表紙画を描かれておられる牧野伊三夫さんのエッセイがありました。
展覧会前の忙しい時には、食事の支度とか片付けが簡単な方が良い。
そこで炊飯器のスイッチを入れると自転車で近所の豆腐屋へ行き、木綿豆腐を1丁買い、
丼に飯を盛り、薄切りにした豆腐を重ねて行く。
おろし生姜とネギをのせ、醤油を回しかけ、端からほぐしながら食べる。[ 要約 ]
と書かれています。
何だかとても美味しそうな感じで、きらきらした門外不出の食べ物のように思えました。
きっと、近所のお豆腐やさんには美味しいのがあるのでしょう。
「食べたい!!」と思い、冷蔵庫の中にある普通のお豆腐で作りました。
ご飯の上にかつお節をのせ、薄切りのお豆腐を並べ、わさびをちょこっとに醤油の回しがげです。端から崩しながらワシワシと食べました。
さっぱりして、夏の食欲のない時にも良いのではないでしょうか。
ちょっと物足りない感じがしたので、ランチョンミートと野菜の炒めたのを添えました。
お豆腐のこんな食べ方もあるのですね。