春分の日に寒川神社参り
今日は春分の日です。
春分・秋分の日には太陽が真東から昇り、真西に沈り、昼夜の時間がほぼ同じになります。
この日の日の出と日の入の位置地をを直線で結ぶことでできる「レイライン」というのがあります。
有名なのが上総国の玉前神社・相模国の寒川神社・富士山・琵琶湖の竹生島・元伊勢皇大神社・出雲大社・日御碕神社 がこのラインの上に並んでいるそうです。
他にもラインはあるようです。
このライン上にある寒川神社に早朝から出かけました。
朝早ければ、人の出もあまり多くないと思ったのです。
暦を中心に星など天文に通じた神社です。
方位の厄災を祓い、浄めてくださる神様としても有名です。
そして関東の守り神だそうです。
寒川神社の最寄りの宮山駅は、横浜と八王子辺りを走るJR相模原線にあります。
のんびりした単線です。
電車の乗り降りする時には、扉付近に設置されている開閉ボタンを押します。
「お降りの方は、ボタンを押してください」のアナウンスもありました。
宮山駅も小さな懐かしい感じのする駅です。
駅を出るとあまり建物もなく、ちょっとした田舎道。
でも、土手には菜の花の黄色でいっぱいでした。
反対側を見れば、高速道路が二段になって走っています。
晴天のもと高速道路の間から富士山の真っ白な姿が見えましたが・・・。
富士山の山頂も裾も見えませんでしたが、思いがけずに見れたことに満足です。
間もなく、こんもりとした神社の森が見えてきました。
相模国の一宮であるこの神社は、さすがに三の鳥居辺りから水が豊富で
池や川が巡らされているようでした。
空気も凛としたものがあり、背筋がしゃんとする感じです。
コロナウイルスの対策で手水舎も工夫されていて、手だけは洗う事ができましたが、
口をすすぐのは禁止でした。
朝が早かったのか、それとも参拝者が少ないのか人はまばらでした。(朝8時頃)
でも、本殿で手を合わせようと本殿の前に行くとすでに中では祈祷を受けている方々が
いっぱいおられました。ちょっとびっくり。
本殿の前にある神門。
ちょっと不思議に思ったのが、普通、神社では大きな提灯が掛けられているところに
その神社の神様や祀られている方の像が置かれているのですが、ありませんでした。
神門の屋根の下、たくさんのくさびのように打ち込まれた木の中で緑の金具が被せられた物
には、十二支の動物の図が描かれていました。
この頃、写真がぼけている。
九時過ぎには社殿に上がって、祈祷を受けました。
本殿の背後に「神獄山神苑(かんたきさんじえん)」へ。
池泉回遊式の日本庭園。
枝垂れザクラ。
お土産は中に白いお餅が入っている八福餅。
八方除けにあずかってでしょうか、8つの角のあるお餅。
今日、春分の日のみに出される「御来光守」を頂いてきました。
追加
手水舎はですが、上記のようにひしゃくは、取り除かれて水槽の縁に竹を細く裂いて
平たい板のようにした物を置いてあります。
そして、水槽のヘリから外れないように四隅に棒を立てて紐を回し固定していました。
竹の片から水が伝わって流れ出ています。
その水で手を洗いました。