Hellこんにちは。わたしTime

いえ時間が好き。他愛のない日常とアート作家生活。

今年のお雛様

ひな祭り。やはり心浮き立ちます。

一昨日の北風と雨から一変、晴天になりました。

友人が大宮の先、伊奈の田舎まで作品展に来てくださいました。

ギャラリーのお庭が好きで機会があれば訪ねてくださいます。

ジャスミンのアーチのあるギャラリーです。

今年は気候が暖かくて椿もほぼ終わりに近づき、みつまた、みずき、レンギョウ、梅などの花も寂しい状態でした。

福寿草は下草の中から黄色の愛らしい姿が見られました。

 

        f:id:nonshan:20210304151128j:plain

 

        f:id:nonshan:20210304151327j:plain

    庭の置かれた石製の椅子の足下に咲いた福寿草

 

2年ほど前にもお雛様の時に友人たちとここを訪れて、ワイワイ、ガヤガヤとおしゃべりをしました。

新型コロナウイルスという病気が世界中を襲ってくるなんて夢にも思っていなかった頃です。

    f:id:nonshan:20210304163603j:plain

ギャラリーの裏には日本家屋の母屋があります。

昔ながらの商家の佇まいをそのまま残されています。

今は、そこを諸々のお稽古事や催し物の会場に貸し出しておられます。

お雛様の頃には集められた数々のおひな様を飾って楽しませてくださいます。

今年は、やはり控えられているような感じがしました。

     

    f:id:nonshan:20210304165948j:plain


日本家屋の薄暗い玄関間に据えられた内裏雛

明るい昼の光から灯の灯っていない薄暗い内に入った時、

背後の金地の屏風が光背のように見えました。

 

   f:id:nonshan:20210304165826j:plain

 

一度、画面を明るくしてここに載せたのですが、

やはり雰囲気が伝わらないような感じがし、撮れたままにしました。

夕刻、さらに夜の帳が下がる頃には陰翳の世界が作られ、

日本の美を表現しようとオーナーは意図なさったのでは、と思いました。

 

 

別の部屋には、もう一対の内裏雛が飾られていました。

ここは明るい座敷の間です。

お衣裳の感じから古いもののように思います。

男雛の手は木製です。

 

f:id:nonshan:20210304172807j:plain

 

 例年、南向きの明るい座敷2間には、数々のお雛様や道具類、吊るし雛が飾られて、

このうえない華やかさとなります。

今回は、床の間には桜の枝が飾られていました。

河津桜と他の種類の接木によるものだそうです。

 

       f:id:nonshan:20210304220325j:plain


ギャラリーの外側にある濡れ縁には、餅花が飾られてあります。

ガラス窓に外の景色が写って、面白い感じになりました。

 

    f:id:nonshan:20210304222320j:plain

 

  

    f:id:nonshan:20210304221020j:plain

  

暖炉のパチパチと火花を散らしている中で、ランチ  を頂きました。

友人との間には、プラスチックの仕切りが・・・・。

 

     

      f:id:nonshan:20210304215617j:plain

 

その桜を頂いてきました。

早速、母が40年程前に作ったお人形と共に。