所沢・角川武蔵野ミュージアム
先日「日曜美術館」で放送された角川武蔵野ミュージアムに出かけました。
昨年、11月に出来たばかりのアート、文学、ホテルなどの施設があります。
広大な土地に面白い形の建物がデーンと据えられています。
見たかったのは、この巨大なトンビの姿です。
鴻池朋子さん作の「 武蔵野皮トンビ 」です。
隈研吾さんによる岩の建築と鴻池さん作の皮を継ぎ合わせたトンビ。
固いものと柔らかいものの組み合わせ。
継ぎ合わせた皮には、水性塗料でたくさんの生き物が描き込まれています。
この武蔵野の地に息づいているもの達です。
森の木も、夜も描かれ、かってのこの地の様子をトンビが背負っているのかも知れません。
このトンビは水性塗料で描かれているので、
自然の下、しだいに姿が変わっていくのでしょう。
建物の入り口です。
予約なしで行ったのですが、チケットも買え入場もできました。
もちろん、入場の際には携帯等の番号を登録し、QRコードが渡され、
それを持って館内を観覧します。
このミュージアムのメインとも言える書籍のタウンでは、息を呑むような光景が広がっていました。
ワンダーランドです! おとぎの国です!
入り口から棚に吸い寄せられる感じで、ふらふらと・・・。
所々に椅子が置かれています。
本はテーマごとに集められています。
「個性で勝負する」
「人にあげたい本」
「難しい本」etc.
作家さんのビデオも流れています。
ここは、本棚劇場です。上の階まで吹き抜けになっており、壁面はもちろん本棚です。
ライトが消え、プロジェクションマッピングの上映がされました。
昨年暮れのNHK紅白歌合戦にYOASOBIさんがここから出場したそうです。
この階には、ギャラリー会場もあり、面白い作品が展示されていました。
とても広くて全ては回りきれませんでした。
本はこの場で読むことはできますが、借りることはできません。
でも、難しいとか苦手な分野と手にしなかったものにも触れられ、
認識を新たにした感じです。
好きな分野の本の隣に難しい本の(やさしい版)がさり気なく置かれて合ったりします。
触った本は、元に戻さず返却の台に置くと係りの人が回収し、
消毒をして棚に戻されます。
一日中、居たくなり楽しめるところでした。
(時間制限、人数制限はあります)