横浜レンガ倉庫と染色展
先週末、横浜赤レンガ倉庫に出掛けました。
赤レンガ倉庫1号館の2階を全て使って先輩が個展を開催されました。
雨が時々パラパラと降る日でしたが、かえって人の出も少なく快適でした。
4月末に開通したばかりのロープウェイに乗り、港や運河、遊園地、ホテル群を
見ながら、みなとみらい方面へ行きました。
6人程乗れるゴンドラが次々とやって来ます。
時節柄、1つのゴンドラには1グループのみが乗るようになっています。
私はゴンドラを一人占しました。
消毒もお客さんが降りると係りの人がシュシュと消毒しておられます。
桜木町の乗り場付近
コスモワールド(遊園地)と運河
インターコンチネンタルホテルと大観覧車
雨も降っていますが、
何しろ一人占めなのであっちを見たり、後ろを振り返ったり・・・。
4、5分の旅でした。
あっという間にみなとみらいに到着です。
この日は、お天気が良くなかったので、ワゴンにすぐに乗れましたが、
普段は乗るのに時間がかかるようです。
赤レンガ倉庫の辺りには、緑の広場とレンガの広場があります。
アガパンサスの群生と百合の花
小さな雨に花たちは生き生きしています。
紫陽花 アナベルの道
赤レンガ倉庫の1号館と2号館の間の広場。
いつもならイベントのテントが張られ賑やかに人が往来しているのにまばらです。
よその国に来たみたい。
去年、開催される予定だった作品展もコロナ禍の下、レンガ倉庫も閉館になりました。
自然素材に花、草、樹皮、実などからの染料で染色し、
灰汁、酢、石灰などの煤染材で染められています。
染められた布や和紙、絹などは、立体的に造形作品として造りあげられています。
作品一つ、一つが物語を感じさせられました。
「光を浴びて生命を謳歌」
伊吹産の刈安(かりやす)は黄色の染料の原料です。
刈安はススキのような植物です。
刈安で染めた後、藍の絞り染め。
雲を表現
上の作品を拡大したもの。
クモの巣のようなものが真綿。
その中には和紙。
会場の窓から向かいの2号館が見えます。
和紙とシルクオーガンジーによる花。
窓からの光が会場と作品にやさしさを添えています。
少し離れると絵本の1ページを見ているよう。
さまざまなイメージがわいてきます。
和紙を藍染でグラデーションをつけて染め上げたもの。
風で波が起きる様子。
外側の網は、和紙でこよりを作り、ヒモにした物を漁の網を作る方に作ってもらったそうです。
離れてみると白樺林のようにも。
作品は見る人に自由に見てもらえばいいのだそうです。
レンガ倉庫の歴史について知りませんが、建物はかなりの年月が経っているようです。
この作品展が終わると、改修工事が始まるそうです。
建物全体にブルーシートが掛けられます。
レンガはイギリス積みのようで、所々に数字が書かれてありました。
改修される前に建物と外壁を見る事ができました。