埼玉・小川町へ小旅行
小川町は埼玉県の秩父地方にあり昔から和紙や酒造で栄えた町だそうです。
池袋から1時間あまりで行ける距離です。
先日、知人が小川町の工芸館で切り絵展を開催されていたので友人と出かけました。
コロナが蔓延している状態なので、新宿や池袋を通らずに八王子回りで行きたかったのですが、小川町についてからのバス時間の関係であきらめました。
マスクの中にはヒバの削りクズをお茶パックに入れて出かけました。
ヒバには抗菌、防虫、消臭、リラックス効能があるからです。
帰りは八高線を使ってのんびりと帰ってきました。
工芸館は関係者が数名居られるだけでお客さんはほとんどいません。
紙すきの工房、鬼瓦の展示とデモンストレーション、織物の展示、お雛様。
雛人形が置かれてありました。
百鬼丸さんの切り絵展です。
武将を象った物が多くありました。
出入口には可愛い張り子の猫ちゃんがいます。
建物の外壁に和紙の材料でしょうか、立て掛けてありました。
工芸館の敷地は広く、通常でしたら観光バスが来、和紙漉きの講習を受けて
物産館で土地の野菜やお菓子を買い、お蕎麦などを食べてゆっくりします。
どなたもいませんでした。
小川町の名物、二葉屋「 忠七めし 」を食べるために大急ぎで駅に向かいました。
十年以上前、ここの忠七めしを食べたことがあります。
建物は昔ながらの田舎屋だったのが、立派な旅館と鉄筋の別館が立っていてびっくりです。
急いで行ったのに、お昼の営業時間は終わっていました。
忠七めしは麦飯?のお茶漬けです。
お漬物が添えてありましたが、今はお造りも添えられているようです。
このお店は山岡鉄舟がよく利用していたらしく、
二葉屋八代目忠七に禅味ある料理を作るように指示し出来たのが「忠七めし」だそうです。
お昼をのがして、お店を探しているとお蕎麦屋を見つけました。
どこの地でもお蕎麦屋さん(うどん屋さん)は必ずあるので助かります。
迷わず「鍋焼きうどん」。
グツグツいいながら出て来た鍋焼きは美味しくて、温まり幸せな気分になりました。
帰りは八高線で、乗継ながら八王子まで行き着きました。
電車は目指す駅までストレートに行ってくれず途中駅止まりで、そこから先に行く電車に乗り換えます。
9時間程ののんびり?した旅をしました。
コトコトと電車に揺れて一昔前の余韻に浸りました。
おしまい。