京のおうちご飯 とん丼
今年は季節がなかなか思うようにすすみません。
我が家のテラスから白い帽子をかぶった富士山が見られた日もあったのですが、
いつの間にか青いお山に戻っていました。
今朝は影の様なシルエットを覗かせていたのですが、たちまち見えなくなりました。
明日は雨だそうです。(今は雨になっています)
早、寒い空気も流れ込んで来ています。
気温の変化に体がついていけない方達も大勢おられると思います。
私もその一人です。
それでも食事の用意をしなければと、食材のチェックをしていて思いついたのがとん丼です。
友人に教えてもらった簡単で美味しい「 京風 」が付いた「 とん丼 」です。
ごま油やにんにくの香る、焦がしねぎ塩だけです。
使うお肉は普通の豚バラスライス。
少し高めの焼肉用のでなくても美味しく作れます。
パッパと作れるのでランチにもお勧めです。
ーーーー こがしねぎの塩ダレのとん丼 ーーーー
(1人分)
温かいご飯 1人分
豚バラスライス 3枚(お好みの量で)
塩・こしょう 各少々
サラダ油 適量
長ネギの青い部分 1本ほど
しょう油 小さじ 1/2
白いりごま トッピング用
タレの材料
ごま油 小さじ2
酢・水・にんにくチュウーブ 各小さじ1
鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ 1/3
砂糖 小さじ 1/2強
1. タレの調味料は混ぜ合わせておく。
長ネギの青い部分は小口切りにする。
2. 豚バラスライスを5〜6cmの長さに切り、塩・こしょうで下味をつける。
3. フライパンにサラダ油を薄くひき、強めの火でしっかり熱する。
豚バラを並べ、あまり触らず、片面だけで火が9割ほど入るように焼く。
4. 上下を返し、あぶる程度にサッと焼き、お皿に取り出す。
(火が入り過ぎないように)
5. ネギを炒める油を少し残し、余分な油をペーパーでふき取る。
ネギを入れ中火でこんがり焼く。
火を止めて、しょう油を加えてネギに絡め、①で合わせたタレの中に加える。
6. 器に温かいご飯を盛り、肉をのせる。
タレを好みの量をかけ、白いりごまを振りかける。
出来上がり。
とても美味しく出来ました。
タレを合わせておくと5、6分で出来てしまいます。
余ったタレは野菜炒めに使っています。
付け合わせは、レタスときゅうり、ワカメの塩もみ です。
キャベツより手間が掛からないので。
イカのソフトロースト。
野菜の納豆汁。
納豆汁は作ったことがなかったのですが、豆をたくさん食べたいので納豆汁に挑戦しています。根菜の時もあります。
温かいものが恋しい季節に突入です。
描きたくて・・・。塔本シスコ展
世田谷美術館へ出かけました。
緑豊かな砧公園の中にあり気持ち良い風が吹いていました。
学生さんたちのランニング姿や子供たちの声も響いていました。
今回の展覧会は、塔本シスコさんの作品です。
会場に入った途端、わぁ〜と、すごい勢いの空気が動いていました。
そして、ツーツッと吸い寄せられるように絵の前に連れて行かれる感じがします。
でも、焦点になるのは作品は1つでなく大作がいっぱい。
会場の中で踵をくるくると回転させてしまいます。
ナイーブアートという分野に入るそうです。
アートとナイーブアートの違いは見るとすぐわかります。
兎も角、引き付ける力が半端じゃない。
上手とは言えないけれども、画面の隅から隅まで真面目に花や犬、猫、家が描かれて
あります。
人物も画面を回して上向き、下向き、横向きなど色々。
50歳を過ぎてからただ絵を描きたいから、描いて、描いて・・・。
子供の頃の思い出や心の中のこと、身の回りのことを描きたくて。
画面の構成が、遠近法が、デッサンがなんて理屈をこねないで、
ただ好きだからニコニコとしながら描かれた作品には、ぎくっとします。
美輪明宏さんを描いた絵もいっぱい。
ダンボールに描かれてたのもいっぱい。
大きな絵もダンボール紙に描かいたのがいっぱいあります。
中途半端に遠近法や構図などを気にしながら描いている私は、何だろうと思います。
子供の絵が時々、地下道や公民館の入り口など展示されているとやはり引き寄せられます。
発想もすごいのがあります。
ちょっとでもその一部分でも頂けたらと思うのですが、
これは子供の心のエネルギーの賜物なんでしょう。
シスコさんのエネルギーを頂き、勇んで家に帰って来たのですが、
描きたくて、描きたくてという気持ちにはなかなかなりません。
しみじみと月を見る
今年はうさぎが餅をついている姿はなく真ん丸のお月さまでした。
オレンジ色から次第に檸檬色に変わって明るさも増していったような。
時々、雲が表情を変えてくれるので、しみじみとした気持ちになります。
お月さまと "しみじみ" の関係は昔からあるみたいです。
百人一首では月が出てくる情景がたくさん詠まれています。
学校では和歌を誰が詠んだとか、全体的な内容の把握、文法的な事などを中心に教わったように思います。
内容を熟考したり、十分に思いめぐらしたりすることはなく過ぎていました。
改めて読むと、昔の人はよく月を見ているのに気づきます。
女性は想い人が来ないと言って月を見、想い人が帰る時には寂しくて月を見、
夜になると見るものがないので月を見、” しみじみ” 。
島流しになって月を見上げ、” しみじみ " と都を思い、涙を流すのです。
現代人の私たちは、スーパームーンだと報じられれば、カメラを向け、
天気が良くなければTVの画面を見る。
普段は、建物の陰で月の姿を見ることが少なく、また忙しくて空を見上げるのを
忘れています。
現に私もせっかちで東の空に姿が見えないと南側に走り、それでも見えない時には
時間をおいて又覗きにいきます。
じっと待つということが出来ないのです。
その間に、他の事をしてしまうとお月さまのことはすっかり忘れ、
次の日の朝のTVの報道で思い出します。
”しみじみ ” と月を愛でる生活はなかなか難しいです。
それでも、ススキと萩、そしてお団子も供えたいと思い買い物に出ました。
数日前より歩道のススキをちょっとだけ頂こうと思っていたのですが、
市の清掃の方が綺麗に刈ってしまい、無くなってしまいました。
お花はお彼岸系が多く、お団子もなくてお供えをあきらめました。
はっと思い出したのが、冷凍庫に入っている業務スーパーで買ったプチ大福です。
器に盛るとお月見のお供え餅に一見見えます。
月見団子は中にあんこは入っていないのですが、今回はちょっと省略しました。
十三夜(10月18日)にはちゃんと用意をして作ろうかと思っています。
でも、どちらか一方しか見ないのは「片見月」なり忌み嫌うので、
十三夜もしみじみと見ることにします。
「十日夜」(とおかんや・11月14日)というのもある事を最近知りました。
収穫祭だそうです。
日本人とお月さまは切れない関係ですね。
ぶり返したように暑かったこの2、3日ですが、今日はどうやら落ち着いたようです。
夏が去り、虫たちの大合唱。
しみじみと秋を味わいたいものです。
お昼、何食べようかしら
お昼ごはん。
何を作ろうかな・・・。
インスタトやレトルトを利用するのもいいですが、
毎日のことなので、なるべく手作りしたく思っています。
体に優しいもの。
出来ることなら15分以内で手早く作れて、美味しく、楽しめたらと・・・。
手っ取り早く、前夜の残り物を活用するのがベスト。
先日、わっぱ弁当箱を買たのですが、持って出かける所もないので自宅で使いました。
ちょっと気分が変わって、楽しかったです。
おいなりさんが好きなので、おいなり弁当です。
お弁当のおかずは、前夜の残り物のきんぴら人参(生姜の千切りを隠し味に)。
塩カラメルポテト。
ひよこ豆入りのひじき煮。
これは、ひじき、ひよこ豆とえのき茸を合わせて、さっと出汁醤油で煮ました。
おいなりさんのお揚げは、前夜「卵巾着」を作った時にお揚げをたくさん煮ておいたものです。あとは、ミョウガダケだの甘酢漬けを刻み、ゴマを振りかけ漬け汁で酢めしにしました。
おいなりさんとおかずを詰め、隙間にマスカットを入れて出来上がりです。
お弁当箱に入れただけなのに、ぐっと美味しくいだけました。
ある日のお昼
ーーーーー タケノコのパスタ ーーーーー
春に採れたタケノコをスライスし、フライパンでサッと炒めたものをオリーブオイル漬けにしています。
茹でたトウモロコシ(冷凍)にプチトマト、庭のバジルを入れれば、
出来上がりです。
久しぶりのタケノコのパスタは、心が喜びました。
ある日のお昼
ーーーー プレーンヨーグルトと果物 ーーーーー
このところの自粛生活で外に出かけることが少なく、
食欲がないときには、ヨーグルトと果物。
果物とヨーグルトのトッピングはその時あるもので、お昼にしています。
りんごとさつま芋のケーキ
涼風が部屋の中を通っていく気持ち良さ。
採れたてのさつま芋やりんごの顔を見るとじっとしていられなくなり、
先ずは手数のかからない電気釜でケーキを作る事にしました。
始動開始です。
ーーーーー りんご と さつま芋のケーキ ーーーーー
さつま芋 1本(250g〜300g)
りんご(小) 2個 (大きいサイズであれば1個)
バター 10g
塩 ひとつまみ
サラダ油 適量
生地の材料
卵 2個
牛乳 100 ~150cc (水でもO.Kです)
砂糖 大さじ2〜3
ホットケーキミックス 200g
1. りんごの芯を取り、薄切りにする。
2. さつま芋はよく洗ってさいの目に切り、水に5分程さらす。
時短のために水気を切り、耐熱性の器に入れラップをして600Wのレンジで
2分ほど加熱する。
半分くらい火が通ればいいです。
3. フライパンにバターを熱し、さつま芋とりんごを炒める。
4. しんなりしてきたら、砂糖、塩を加えてさつま芋に火が通るまで炒める。
5. ボウルに卵を割り入れて、牛乳、砂糖を加えて混ぜる。
6. 更にホットケーキミックスを加えて混ぜ、⑷のサツマイモ、りんごを加えて
よく混ぜる合わせる。
7. 炊飯器の内釜にサラダ油を薄く塗り、⑹を流し入れ白米を炊くモードの
スイッチを入れる。
出来上がりです。
りんごとさつま芋の甘く炒めたのが、少し残ったのでもう一品作りました。
ーーーーー 春巻きの皮で三角アップルパイ ーーーーー
パイ生地の予備がなく、春巻きの皮があったのでこれで代用しました。
1. 春巻きの皮を4枚重ねて、4等分にします。
皮に水溶き片栗粉を4辺に塗り、もう1枚を重ねる。
他の皮も同じようにします。
2. 2枚重ねの春巻きの皮の上に、炒めたりんごとさつま芋をのせます。
3. 水溶き片栗粉を塗り、三角形に折ります。
よく付くようにフォークの先で縁をおさえておくと剥がれにくくなります。
4. フライパンに2cm位、サラダ油を入れてあげます。
外の皮がパリッと揚がったら出来上りです。
ケーキには粉糖を振りかければと反省です。
ついつい試食の方に気を取られ、綺麗にデコレーションするのを忘れていました。
ケーキはもう少し甘い方がいいと思い、レシピの砂糖の分量を増やしました。
さつま芋を使ったので、少なめにしていたのです。
春巻きの皮のパイの方はパリパリとして美味しかったです。
皮を二重にしたので、パイ感が出せ成功です。
中身を色々と工夫するのも楽しそうです。
桃のデザート
きめ細やかでみずみずしい果肉と甘さが魅力の桃。
桃のシーズンは意外に長くて、6月中旬〜9月下旬の間に産地も移動します。
各地の桃が楽しめます。
先日手にした桃は、見た目はきれいのですが、あまりに硬くて、小さくカットして
食べました。
そう言えば、山梨の友人は桃を硬いままガジガジかじるのが普通だと言っていました。
私は、皮がつるんと剥けて果汁が落ちる寸前のが好きです。
しばらく柔らかくなるまで置いておくつもりでいました。
別の友人が硬い桃に当たった時の食べ方を教えてくれました。
『 硬い桃にすだちとウイスキーを垂らしてチンしたらなんて美味しいの(^ ^)v 』
早速、試してみました。
真っ赤な色の桃。
すだち。
これは数年前、埼玉・秩父のプチホテルのクリスマスパーティに出かけた時に頂いた
イチローズモルトです。肥土伊知郎さん(あくと いちろう/ウイスキーを作っている方)や歌手のリリィさんが元気で歌ってくださいました。毎年の恒例でしたが、リリィさんが亡くなってからご無沙汰してます。 (脱線しました)
桃の皮をむき、すだちの果汁を絞り、ウイスキーを少し(お好み量)ふりかけて、
レンジで1分ほど加熱しました。
桃の香りとは違いますが、やわらかくなり美味しく頂けました。
フレッシュな桃ももちろん大好きですが、桃が出まわっている時には、別の食べ方も
してみるのもいいのではと思い、桃のピザも作ってみました。
ーーーー 桃のピザ ーーーー
ピザの生地(市販のもの)
桃
ピザ用チーズ
オリーブオイル 大さじ1
塩
コショウ
1. 桃を皮つきのまま約16等分に切る。
2. ピザ生地にたっぷりのピザ用チーズをのせ、桃を並べる。
3. 230℃のオーブンで5分ほど焼く。
4. お好みでオリーブオイル、塩、コショウで味を整えたら出来上がり。
桃の甘みもあるので、おやつでも、軽食としてもちょうどいい感じで美味しく
食べました。
*ほかにこんな桃ピザもあります。
ピザ生地に桃を並べ、モッツァレラチーズを乗せて焼き、
焼き上がったら蜂蜜を回しかけていただきます。
急に寒くなり、戸惑っています。
スイカを買って来ていましたが、あまり食べたくありません。
何とかしなければ・・・。
その上、牛乳に抹茶を混ぜてたゼリーもデザートに用意していたのですが・・・。
突然に秋がくるのですね。