天むす
一年程前に新宿駅のホームの外れの駅弁屋さんで「天むす」を
買いました。
ある集まりに向かう前、お昼を食べる時間が無く、
取りあえずお弁当かサンドイッチを持っていれば、ちょこっとした時間に
摘めるかもしれないと思ったからです。
お弁当だと大げさな感じがするし、サンドイッチか菓子パンのような物に
しようかしらとショーケースを見ている時に「天むす」に気づきました。
たくさんのお弁当の山の中で、
小さな包みながらこの赤い紙がひときわ目につきました。
すごく可愛く、どうしても食べてみたくていそいそと求めました。
集まりの会場には、少し早く着いたので早速開きました。
袋の中はこんな感じです。
包みの中は、塩昆布を混ぜ込んで海苔を巻いた一口おむすび です。
隅っこにたくあんの拍子切りが添えてありました。
「ううーん」⁉︎、たしか赤い包みに「天むす」って書いてあったのでは?
中に海老の天ぷらが入っていました。
小ぶりですが、美味しいおにぎりでした。
あれから、新宿の駅を利用してもそのお店の前を通ることがなく、
忘れかけていたのですが、上野駅の構内のお弁当屋さんで「天むす」を見つけ、
買って帰りました。
家でお皿に取り分けた「天むす」は、
あの時と同じ味わいとは違うように思えました。
大急ぎで会場の隅で食べた時の方が美味しく感じました。
不思議です・・・・。
駅弁は、乗り物の中や野外、旅行先で食べるのが
一番美味しく感じるものなのかも知れませんね。