椿餅
お雛様もまた来年までしばしお別れです。
今ちょうど椿の花が咲いています。
大宮から更に電車で30分程行った田園地区にお付き合いのあるギャラリーがあります。
千坪の敷地の中にこじんまりとしたモダンなギャラリーと
昔からの建物のギャラリーがあります。
毎年、この頃に作品を出させて頂いています。
千坪の敷地のほとんどは、森のままになっています。
たくさんの種類の椿がさまざまな形、大きさ、色の花たちが咲き誇っています。
なかでも、百年椿の樹がひときわ高く、太く天に向かって
たくさんの花を咲かせていました。
ギャラリーの様子を見がてら、伺いました。
ふと、祖母が作ってくれた「椿餅」のことを思い出し、
椿の枝をたくさん頂いて来ました。
こんなにたくさんの椿とすでに咲いている桜の枝2種類もいただきました。
早速、葉っぱを綺麗に洗い、ちょっと日光に当てて乾かしました。
次にお餅作りです。
あんこは、おはぎを作った時に冷凍しておいたものを使いました。
椿餅に使う餅粉は道明寺粉です。
もち米を蒸して乾燥したものを粗くすりつぶしたものです。
火を通してあるので、扱いは簡単です。
道明寺粉の袋に説明通りにするとすぐできます。
ご飯の粒々のようなものができます。
中に入れるあんこを丸めます。
あんこの大きさが不揃いなのは、葉っぱが小さいものがあったので。
少し湿らせた布巾に餅をのせ、あんこを置いて丸めます。
道明寺粉は、固まるのが早いので素早く作業をするのがいいでしょう。
丸めた餅を椿の葉の上にのせ、もう1枚の葉っぱを被せます。
出来上がりです。
銘々皿に取り分けて。