「釜揚げいりこ」のお料理
食物の生産者と消費者をつなぐ「 食べチョク 」から「釜揚げいりこ」を取り寄せました。
「釜揚げいりこ」は、カタクチイワシを水揚げし、塩ゆでにしたものです。
そしてそれを乾燥させたものが煮干しになります。
塩ゆでしたものを乾燥させるのに燃料費が結構かかるようで、近年は茹でたものを
冷凍して出荷しているそうです。
カルシュウム補給のために、いろいろなお惣菜にしなければと思っています。
一つの箱に500g入りが2つ。そして、それが2箱も。
中ぐらいの大きさで、きれいないわしです。凍っています。
*煮干しのお話
煮干しは出汁を取るのに普段使いには最適なので、いつも麦茶のポットに煮干しと
適当量の水を入れて冷蔵庫で保管しています。一晩位置けば、自然にお出汁が出て重宝しています。出汁取りの時短です。
煮干しをポットに入れるだけ。煮干しを昆布に変える事もあります。
出汁に雑味がないのも良いところです。
釜揚げいりこを使って ーーー南蛮漬けーーー
いつものように材料(今回は釜揚げいりこ)に片栗粉をつけて油にあげます。
そして、用意した南蛮漬けのタレに熱々の揚げたていりこを入れて、味を染み込ませるだけです。
南蛮漬けのタレに用意したのが、京都の料亭「菊乃井」のご主人村田吉弘さんのレシピを使わせてもらいました。
出汁いらずの「うまみ酢」です。いろいろと応用できます。(煮物、焼き物、炒め物等)
◎ 村田吉弘さんの「うまみ酢」のレシピ
しょう油 100ml
みりん 100ml
酢 100ml
酒 200ml
昆布 10g
調味料を鍋に入れて中火にかけます。
一煮立ちさせて火を止めます。
*一煮立ちさせると酸の角が取れて、昆布のうま味がでます。
冷めてからビンに入れ、昆布を取りだします。
冷蔵庫で1ヶ月保存可能です。
村田さんの「うまみ酢」に玉ねぎのスライス、タカノツメの輪切り、レモンのスライスなど
お好みの材料を入れて南蛮漬けのタレの出来上がりです。
このタレは今まで味わった事のない美味しいものでした。
「いりこのから揚げ」ですので、多少の魚臭さがあると思っていたのですが、
まずまずの仕上がりでした。
これを次の日に頂いたら、お味がコロッと変わり大満足に変身していました。
たくさん材料があるので、間をあけて再登場です。
いりこの南蛮漬け
ーーー ー 釜揚げいりこのアヒージョ ーーー ー
いりこが届いた時、漁師さんからのレシピが入っていました。
アヒージョの作り方です。
早速、作ってみました。
オリーブオイル 1/2カップ
釜揚げいりこ 60g
にんにく 1片(みじん切り)
赤唐辛子 適量(輪切り)
ミニトマト 適量
パセリ
フランスパン
1. ココットなど耐熱の器に、みじん切りにしたにんにく、釜揚げいりこ、オリーブオイル、
赤唐辛子を入れる。
2. ① にラップをかけ、電子レンジ(600w) で2分30秒加熱する。
3. 出来上がったアヒージョにパセリをふりかけ、フランスパンを添えて頂く。
アヒージョの応用篇
フランスパンにいりこのアヒージョ、ミニトマト、ピーマン、マヨネーズをのせ、
とろけるチーズをかぶせて、トースターで焼く。
出来上がりです。
ーーーー 釜揚げいりこの佃煮 ーーー ー
釜揚げいりこ 220g
生姜(すりおろし) 大さじ1/2
⭐︎ 酒 150cc
⭐︎ しょう油 大さじ6
⭐︎ 砂糖 大さじ5
みりん 大さじ1
1. フライパンに ⭐︎ を入れて強火にかける。
煮立ったら一旦火を止めていりこを並べ入れ、再び強火にかける。
調味料を煮立たせる。
いりこを並べる。
2. 煮立ったら弱火にして生姜を加え、落しブタをして煮汁が少なくなるまで15くらい煮る。
落としブタを取り、煮汁がほぼなくなるまで煮詰める。
(たまに揺すったりして煮汁をからめる)
3. みりんを回しかけ、火を止める。出来上がり。
*煮詰まってくると焦げやすいので要注意。
出来上がりです。
生姜味が効いていて、お味も丁度いい感じに仕上がりました。
ともかく手間がかからないので常備菜に最適です。
ワカサギの季節になったら、試してみたいと思います。
今回は「釜揚げいりこ」づくしになりました。
もう少し寒くなったら、カタクチイワシの生で、アンチョビを作ろうと思っています。